2021年度第1回法人会員オンラインセミナーを開催致しました。

長野県インテリアコーディネーター協会(NICA)では、2021年6月29日(火)に本年度法人会員セミナー第一弾として、(株)川島織物セルコン 古川 千穂子氏(商品本部 商品開発 テキスタイル開発グループ )を講師に迎え、【フィーロ ウィリアム・モリスのご紹介&京都・市原工場のものづくりについて】オンラインセミナーを開催致しました。
古川氏は入社以来、車両のシート地開発で織物設計の基礎を学び、インテリアでは壁装・カーテンの開発を手がけて織物設計の技術を習得。
現在はFiloやウィリアム・モリスのインテリアファブリックシリーズ「MORRIS DESIGN STUDIO(モリスデザインスタジオ)」などのカーテンをメインに織物の開発を担当されています。2019年のミラノサローネでは、出展のファブリック開発を行われました。
今日は普段なかなか目にする事のできない市原工場の様子を撮影された動画を見せていただいたり、
川島織物セルコンの3つのこだわり
①デザイン・設計・試作
②撚糸・染色・製織
③品質・検反
について、詳しくお話を聞かせて頂きました。
モリスも手仕事にこだわっていたとの事ですが、ひとつの図柄を発表されるまでにも、デザイン設計、意匠図、何回もの試作を繰返してカーテンへと仕上げていく様子、織組織や糸の意匠性、染色の配合も変えこだわり抜いた作品が今のカーテンとなっていると知り、感動を覚えました。
生地の段階でも独自の生地品質基準を設け、傷、ほつれ、色ムラの無い高品質な生地のみ商品として世に出るそうです。そしてこれは、どの価格帯のものでも変わらないそうです。
オーダーカーテンは高いからと敬遠されることもありますが、今日のお話しを聞いて、良いものは、良いと、お客様に胸をはっておすすめ出来ると実感しました。
写真のカーテンは川島織物セルコンのwebカタログより、モリス柄として、とても有名な【いちご泥棒】そしてもうひとつのいちご泥棒は、ウィリアム・モリスの展示会で購入した、レーターブックからの抜粋です。3年前に買ってから、まだ1枚も使えていません。眺めて満足しています。
お家で過ごす時間が増えた今、気持ち良く過ごす為に、是非カーテンを掛けかえてみませんか?私達インテリアコーディネーターは、お気に入りのインテリアに囲まれた、お家づくりのお手伝いを致します。是非お声掛け下さい。
また、NICAでは、随時会員を募集しています。長野県でインテリアコーディネーター資格をお持ちの方、一緒に活動しませんか?今後も素敵なセミナー等を開催予定です。(佐藤)