2021年度南信地域例会を行いました。

2021.09.28 長野県インテリアコーディネーター協会(NICA)では、南信地域例会にて『シルク岡谷の今』を学びました。全県から岡谷市に集まり久々に顔を合わせての開催。岡谷市蚕糸博物館(シルクファクト)では学芸員の森田様に、ご案内頂きました。展示品を見る前には、館内でも育てているお蚕さんについても詳しくお話し頂きました。黄白という種類のお蚕さんを飼われているそうで、オスが白メスが黄色の繭を作るそうです。ひとつの繭からは1500mの生糸がとれるそう。羽化したお蚕さんを手に乗せて愛溢れる解説を頂きました。そして併設されている工場内では、(株)宮坂製糸所の髙橋社長様にご案内を頂きお話しを伺いました。諏訪式繰糸機は、煮繭窯は約95℃、繰糸窯は約70〜80℃、冷水で手を冷やしながらの作業なので、火傷はされないそうですが、糸とりの職人さんは、この熱い釜の中にある繭から糸をとられていました。糸は直径0.08㎜人の頭髪の約1/20の細さ‼︎繭の数で糸の太さを調節しているそうです。今回の例会の様子はNICA会員の鈴木さんが詳しくレポートしてくれたので、そちらをシェアさせて頂きます。髙橋社長様、森田様ありがとうございました。また、シルクファクトでは11月には創業以来変わらぬ手織りで上田紬を織り続ける小岩井紬工房の小岩井カリナさん、良馬さん姉弟の企画展もあるそうです。NICAでは18年の7月に東北信地域例会にて小岩井紬工房さんで機織り体験をさせて頂いたので、これも嬉しいご縁でした。ちなみに、工場で試しに使わせて頂いたシルクソープの使い心地がよく、ショップで購入して帰ったのですが、洗顔後その洗い上がりに感動しました。クセになりそうです。